電子回路わからん日記

にゃーんと言いながら電子回路いじってます

Efinix TRION T20開発キットとAmanero Combo384を組み合わせる(2)

どもです。

過去のこのブログですが、

audio-diy.hatenablog.com

 

すでに基板が出来上がっているのと、FPGAも動き始めたのでそろそろ積極的に記事を上げていければと思います。


接続基板のその後

その後曲線配線をしたり

届いた基板を確認したら穴径を間違えていたり

しましたが、修正後の基板が動き始めています。

この回路と基板設計データはGithub上に公開しています。

github.com

ライセンスもCC-BY-4.0なので、そこさえ守っていただければご自由にお使いいただければと思います。


FPGAとCombo384を繋げて何をするのか

早い話、デジタルフィルタを使用した信号処理です。

デジタルフィルタについては下記Webサイトがそこそこ詳しく、かつ難しい話はいい塩梅で割愛されてて概要をつかみやすいと思います

tech-blog.cerevo.com

デジタルオーディオにおけるサンプリング周波数変換(アップサンプリング、ダウンサンプリング)、DSD→PCM変換、アンチエイリアス等、「信号処理」と呼ばれるもののほとんどはデジタルフィルタで実現されています。

 

それをFPGAに実装してしまおう、そういうお話です。


まずはFIRフィルタ

X (旧Twitter)ではオーバーサンプリングFIRフィルタの実装の模様を過去に投稿しています。

数年前にビヘイビアモデル(シミュレーションでのみ実行可能なモデル)をVerilogで書いたことはありましたが、FPGAに配置配線可能なRTLは初めて実装しました。

今後は何かしらの形でこのFIRフィルタを実現するRTLも解説できればと考えています(せっかくなので同人誌チャレンジしたい)。


ということで進捗報告でした。

 

ちなみにですが、44.1kHz→88.2kHzは動き始めています。

 

Efinix Trionで実装したばかりなので、他のFPGA(例:Intel MAX10、Tang Primer 20K等)にも随時実装・検証していきたいと思います。

 

FPGAのロジアナ機能でPCMを読むとすぐにメモリが埋まってしまうので、ロジアナが欲しくなってきました・・・・

digilent.com