電子回路わからん日記

にゃーんと言いながら電子回路いじってます

リアルタイムDSDコンバータの出力波形をもう少し整える

ご無沙汰です。

 

前回出力波形を確認したリアルタイムDSDコンバータですが、

audio-diy.hatenablog.com

 

こんなに高調波が乗る理由についてはド素人なのでわからず、

  • FPGAの出力がローパスフィルタの負荷を駆動できていない
  • 1次ΔΣの1bit出力だとこんなもん

と予想をつけて、まずはローパスフィルタをアクティブタイプにしてみました。

 

すると有識者からいくつかアドバイスをいただき、

 

「変調率」というキーワードがそろって出てきました。

 

変調率という言葉自体が初耳だったのですが、「音量を下げれば変調率も下がる」とのこと。

確かにAUDIY、波形確認の際は1kHzの0dBFSを再生しておりました。

 

再生ソフトウェア側で音量を1.5dB下げてみると・・・・

確かにそれっぽくなりました!
一歩前進!


一つ気になること

ここで一つ気になることがあります。

それは「このΔΣ変調した1bit信号をモノリシックのオーディオ用DAコンバータに入力するとどうなるのか」ということです。

 

同じように歪むのか、はたまたキレイに再生してくれるのか気になります(DACによる気もしますが・・・・)

 

いつかDSD対応のモノリシックDAC基板を起こして検証してみたいものです。


今後の展望

さて、今回波形がそれっぽくなってきたわけですが、精度としては波形を見た感じ2.5bit程度でまだまだです。

 

なんとか第一関門は突破したので、今後は

  • 精度の向上(オーバーサンプリングの実装&次数を増やす)
  • 出力bit数の向上、PWM出力(もうDSDコンバータではなくなってしまう)

あたりで遊んでいきたいと思います。

 

ただ次数を増やすと発散の危険と隣り合わせなので、少し勉強する時間をください・・・・

3月にΔΣ変調に関する「例の専門書」を購入予定ですので。

 

その間にPT8211Sや、

audio-diy.hatenablog.com

 

フルディスクリートマルチビットDACなど、

少しずつではありますが進めていきたいと思います!