電子回路わからん日記

にゃーんと言いながら電子回路いじってます

PT8211Sを購入しました

・・・・・寒いです。(突然)

 

今回は面白いものを秋月電子で購入したのでちょい遊んでみようかと思いまして、ちょっとしたイントロダクションです。


出会いは突然

やってきました。

今どき珍しいモノリシックのオーディオ用R-2R DAコンバータICです。

どうやらPrinceton Technologyという会社がPhilips TDA1311Aのピンコンパチ品として現在も生産を続けているもののようです。

www.princeton.com.tw

 

I2Cなどによる設定も必要なく、電源と16bit右詰めフォーマットさえ入力すればアナログ信号が電圧出力されます。I2Sから右詰めへの変換さえできればすぐに使うことができそうです。

 

THDがTypical値0.1%程度と特性がなかなかに不利ですが、このあたりは後段のアナログ回路で改善できる可能性は大いにあります。

 

欲を言えば電圧出力でなく電流出力であればなおのこと特性の追い込み甲斐がありますが、そんな事を言っても仕方がないのでまずは1石で音を出すところから始めてみたいと思います。


今後の計画

さて、PT8211Sを使用したDAコンバータですが、以下の計画で遊んでいきたいと思います。

  1. データシート記載のリファレンス回路で動作確認
  2. デュアルモノラル化、低歪化検討
  3. FPGA/CPLDと組み合わせた基板設計
  4. 電源部まで含めた設計(ここまで行くかな・・・・?)

さっそくリファレンス回路の基板を起こしています。

Combo384を組み合わせればUSB-DACもできますし、現時点で妄想が膨らんでいます。

アイソレータと組み合わせて「USBのノイズをシャットアウト」というのもよいかもしれません。


ざっくりイントロダクションでした。

 

ゆくゆくは最近複数のメーカーがされているような「FPGA/CPLDと抵抗を組み合わせたディスクリートR-2R DAC」もやってみたいです。

 

まずはSPDIF光-I2Sコンバータの基板が届くのでそちらを先に完成させます・・・・